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台風「モジ」進化過程における多時相SAR海面風場の詳細特性解析
HU Qingqing
,
WANG Chen
,
LI Huimin
,
LI Xiao-Ming
,
DOI:
10.11834/jrs.20265470
摘要
2024年第11号台風「モジ」はフィリピン東海域で発生し、北西方向に移動、南シナ海域で急速に超強力台風級に発達し、珠江デルタ地域に深刻な風雨と洪水災害をもたらした。本論文は、多時相合成開口レーダー(Synthetic Aperture Radar、SAR)衛星観測データを基に、500メートル解像度の海面風場反演生成物を用い、陸域マスク、ノイズ除去、ホタテ効果除去、台風中心位置特定などの処理を経て、台風「モジ」の進化過程における風場の詳細構造パラメータを抽出・分析した。結果は、「モジ」が急速強化段階で最大風速および風圏半径が著しく増大し、風場構造の非対称性が増強され、超強力台風到達後も安定を維持していることを示した。2次元フーリエ変換に基づくスペクトル解析によって、SAR海面風場は台風の境界層におけるキロメートルスケールの渦構造を明瞭に示しており、その方向は台風周辺のせん断場とほぼ一致し、波長は2〜3キロメートルに集中し、その分布は台風強度の変化に伴い大きく変わらないことが明らかとなった。これは、現在の局所風切り捨て不安定力学が渦の形成および維持に主要な影響を与えているという認識と一致する。研究データサンプルは限られているものの、本研究は台風海面風場の詳細構造および境界層キロメートルスケール過程の解明におけるSARの大きな潜在能力を初歩的に実証し、今後の多数台風事例ビッグデータ統計解析および台風強度段階ごとの海気相互作用動力学機構の深化理解に重要な参考資料を提供する。
关键词
合成開口レーダー; 台風「モジ」; 風場構造; 風圏半径; 非対称性; 境界層渦
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